
「調理実習を通して生命をいただくことへの感謝の気持ちを高める」というねらいのもと、今までお世話になっている里様の養殖いけすで大切に育てられたマダイを使って『マダイのつみれ汁』の調理を行いました。それらのマダイが稚魚のときから船に乗ってえさやりをさせていただき、大きく成長することを見届けてきました。祐介先生の魚をさばく様子を見た子どもたちは、真剣な表情になり1人ひとり様々なことを感じてとっていたようです。初めて見た子が多く、子どもたちにとってとても大切な時間になりました。魚一匹の命の重みを感じながらお家の方と一緒につみれ汁を作り上げた子どもたち。自分たちが作ったということもあり、一口一口味を噛みしめ残すことなく食べることができ、「ごちそうさま!」の大きな食後の挨拶から、子どもたちの心に命をいただいて自分たちが生かされていることへの感謝の気持ちが育っているように感じました。元気よく泳いでいたマダイを調理して食することで、魚を食せることは決して当たり前のことではないこと、自分たちが生きるために大切な命をいただいていることを改めて実感したようです。
これらの海洋学習での学びから、これからも生き物や周りの人自分の命を大切にし、自分たちを取り巻く環境の中で子どもたちが自ら考えて、何か行動していってくれることを願っています。
保護者の皆様のご理解とご協力本当にありがとうございました。